洗濯機の買い替えは何年が目安? 失敗しないポイントを徹底解説!
「そろそろ洗濯機を買い替えたいけど、寿命は何年程度なのだろう」「洗濯機を買い替えるときのポイントを詳しく知りたい」とお考えではありませんか? 洗濯機は家電の中でも使用頻度が高く、早めに寿命を迎えやすいといえます。しかし、新しく買い替えるとしても、なるべくよいタイミングを見極めたいですよね。それに、洗濯機を選ぶポイントについても詳しく知りたいことでしょう。
そこで今回は、洗濯機の買い替えについて詳しく解説します。
- 洗濯機の寿命が近づくと起こる不具合は?
- 洗濯機の寿命は何年?
- 洗濯機を買い替える目安は?
- 買い替えで不要になった洗濯機の処分方法
- 新しい洗濯機を選ぶポイント
- 洗濯機の買い替えに関するよくある質問
この記事を読むことで、洗濯機を買い替えるときのポイントがよく分かります。洗濯機を買い替える予定がある人は、お役に立つはずです。
1.洗濯機の寿命が近づくと起こる不具合は?
最初に、洗濯機の寿命が近づくとどんな不具合が見られるか詳しく見ていきましょう。
1-1.汚れが落ちにくくなる
洗濯機の寿命が近づくと、汚れが落ちにくくなることがあります。洗濯槽自体の汚れが原因である場合もあるため、まずは、洗濯槽などの汚れをキレイにしてみるとよいでしょう。また、しっかり汚れを落とすには、洗濯ものを詰め込み過ぎないことも大切です。しかし、洗濯槽の汚れを落としても、また、洗濯ものを適量にしても引き続き汚れ落ちが悪い場合は、洗濯機の寿命を疑ってください。
1-2.なかなか洗濯が終わらない
洗濯機の寿命が近づいたサインとして、なかなか洗濯が終わらないことも挙げられます。たとえば、全自動式洗濯機で、洗濯モードのときは順調でも、すすぎモードになかなか進まないといった感じです。また、脱水の段階で何度も給水されてしまい、なかなか終わらないこともあるでしょう。終了が予定時間より明らかに遅くなったら、洗濯機の寿命が近づいている証拠です。
1-3.操作ボタンが正常に使えない
操作ボタンが正常に使えないことも、洗濯機の寿命が近づくと見られる不具合の一つです。洗濯機は、ほぼすべての作業を操作ボタンにて行います。操作ボタンが正常に使えないととても不便なので、寿命と考えて買い替えを検討しましょう。そのため、洗濯機のパーツの中でも使用頻度が高く、早く寿命を迎えやすい部分です。中でも、スタートボタンは、毎回必ず使用することから不具合が出やすいといえます。
1-4.異音がする
洗濯機の寿命が近づくと、異音がすることがあります。洗濯機は、正常な状態でもある程度の動作音が発生するものです。また、洋服の金属パーツなどが洗濯槽に当たることにより、異音が発生することもあるでしょう。しかし、特に理由がないのに異音がする場合は、洗濯機に何らかの異常が発生していると考えられます。洗濯機をリセットしても直らない場合は、寿命が近づいていると判断してよいでしょう。
1-5.異臭が取れない
洗濯機の寿命が近づくと、洗濯機を掃除しても異臭が取れないことがあります。洗濯機の異臭は、洗濯槽・排水管・排水口などにこびり付いた汚れが主な原因です。洗濯機の異臭は、原因である場所を掃除することで基本的には解消します。しかし、掃除をしても異臭が取れない、洗濯ものに異臭が付いている場合は、洗濯機の奥深くにまで汚れが入り込んでしまっていることが多いものです。きちんと掃除をしても異臭が消えないのでお困りの方は、洗濯機を買い替えましょう。
1-6.水もれが見られる
洗濯機からの水もれも、寿命が近づいているときに見られる症状になります。水もれが発生しやすいのは、給排水管とのつなぎ目や給排水ホースからです。洗濯機を使い続けるうちに、振動などによりつなぎ目がゆるんでしまっている場合は、きちんと締め直すことで水もれが改善します。また、給排水ホースの劣化による水もれは、新しいものと交換すれば直るはずです。しかし、いずれの方法でも水もれが再発する場合は、洗濯機本体に問題があると考えられるため、寿命と判断してください。
1-7.途中で止まってしまう
洗濯機の寿命が近づくと、途中で止まってしまうことがあります。原因としては、容量以上に詰め込んでいる、洗濯槽の中で洗濯ものが偏っていることなども考えられるでしょう。しかし、こうした理由以外でも頻繁に止まってしまう場合は、洗濯機の寿命が近づいていると判断してください。
2.洗濯機の寿命は何年?
洗濯機の寿命は何年ぐらいか、具体的に見ていきましょう。
2-1.一般的には6~8年程度
洗濯機の寿命は、一般的に6~8年程度が目安です。実際に、多くのメーカーで補修用部品の保有期間が製造打ち切り後6年程度となっています。そのため、購入後6年を過ぎたら、そろそろ寿命が近づいていると判断してよいでしょう。実際に、洗濯機を購入後6~8年程度で不具合が気になったり性能や機能に不満を感じ始めたりする人が多くいます。
2-2.使用環境や使用方法などに影響される
洗濯機の寿命は、使用環境や使用方法などにより影響されるものです。たとえば、同じ機種・同じ製造年の洗濯機でも、屋外と室内で使用する場合では、屋外で使用したほうが寿命が短くなる傾向があります。また、使用頻度が高い場合や間違った使用方法では、5年以下で寿命を迎えることもあるでしょう。
3.洗濯機を買い替える目安は?
洗濯機を買い替える目安について、詳しく解説します。
3-1.洗濯機の寿命が近づいてきた
洗濯機の寿命が近づいてきたら、早めの買い替えがおすすめです。具体的には、この記事の「1.洗濯機の寿命が近づくと起こる不具合は?」を参考に判断するとよいでしょう。洗濯機が不調では、快適な日常生活を送ることができません。早めに見切りを付け、新しい洗濯機に買い替えてください。
3-2.洗濯機の性能や機能に不満がある
現在使用中の洗濯機で、性能や機能に不満がある場合も、買い替えがおすすめです。洗濯機もモデルチェンジのたびに改良が進み、便利な機能が付いていたり性能が格段にアップしたりしています。すでに数年以上使用している場合などは、新しい機種に買い替えるだけでも使い勝手が随分違うものです。毎日快適に洗濯するためにも、買い替えを検討するとよいでしょう。
3-3.引っ越しをする
引っ越しをするタイミングも、洗濯機を買い替える目安の一つです。まだ購入して間もない洗濯機なら、引っ越し先にそのまま持っていくのもよいでしょう。しかし、すでに数年以上使用しているものを持っていくと、運搬費用が高く付くことがあります。また、洗濯機によっては、引っ越し先の洗濯機置き場に置けないこともあるでしょう。さまざまなことを考えると、引っ越しするのと同時に洗濯機を買い替えることをおすすめします。
3-4.家族構成やライフスタイルが変化した
家族構成やライフスタイルが変化したタイミングで洗濯機を買い替えるのも、おすすめです。たとえば、子どもが生まれた、二世帯で同居することになったなどで家族が増えた場合は、大容量の洗濯機が役に立ちます。また、夫婦共働きなどで日中に洗濯できない場合は、乾燥能力が優れた機種や静音設計の機種がおすめです。家族構成やライフスタイルに合わせた機種に買い替えることで、生活の質がグンとアップすることを実感できるでしょう。
4.買い替えで不要になった洗濯機の処分方法
買い替えで不要になった洗濯機の処分方法を、具体的にご紹介します。
4-1.洗濯機は自治体回収にゴミとして出せない
洗濯機は、自治体回収にゴミとして出すことができません。洗濯機は、家電リサイクル法の対象家電だからです。家電リサイクル法とは、対象家電に含まれる資源を有効活用することなどを目的とした法律で、メーカーが回収・再資源化することになっています。したがって、自治体回収に洗濯機を出すことはできません。
4-2.家電リサイクル法に沿って手続きする
洗濯機は、家電リサイクル法に沿って手続きし、処分します。具体的には、以下の2つから都合のよい方法を選んで手続きしてください。
料金販売店回収方式
- 販売店の店頭で手続きする
- 洗濯機の家電リサイクル料金と運搬費用を支払う
- 指定日時と場所で回収してもらう
料金郵便局振込方式
- 郵便局の窓口で手続きする
- 洗濯機の家電リサイクル料金を支払う
- 自分の車などで自治体の指定引取場所に洗濯機を直接持ち込む
洗濯機の家電リサイクル料金はメーカーによって異なり、1台に付き2,530~3,300円となります。また、料金販売店回収方式での運搬費用は、1台に付き1,500円程度~が一般的です。より詳しい内容については、一般財団法人家電製品協会家電リサイクル券センターのホームページを参考にしてください。
4-3.販売店の下取りに出す
販売店によっては、新規購入者特典として不要になった洗濯機を下取りしてもらえることがあるので確認してみましょう。販売店の下取りを利用できれば、買い替えと同時に不要になった洗濯機を処分できます。なお、販売店によっては、下取り可能な洗濯機のメーカーや機種が指定されていることがあるので、注意してください。
4-4.欲しい人に譲る
買い替えで不要になった洗濯機でもまだ十分に使えるものは、欲しい人に譲ることもできます。特に、年式が新しい、人気メーカー品といった洗濯機は、欲しがっている人が多く、簡単に譲り先を見つけやすいものです。まずは、洗濯機を譲り受けてもらえそうな知人などに連絡してみてください。ジモティーなどの地方サイトに掲載し、譲り先を探す方法もあります。洗濯機の譲り先が決まったら、なるべく先方の希望を優先して配送手段や配送日程について話し合ってください。
4-5.不用品回収業者に処分してもらう
買い替えで不要になった洗濯機は、不用品回収業者に処分を依頼する方法もあります。不用品回収業者に洗濯機の処分を依頼するメリットは、以下をご覧ください。
- 都合のよい日時と場所で回収してもらえる
- 洗濯機を運搬する手間がかからない
- 洗濯機以外の不用品も同時に処分してもらえる
- 状態のよいものは買取してもらえることがある
- 回収後の洗濯機を再販もしくは再資源化などにより有効活用してもらえる
4-6.買取に出す
買い替えで不要になった洗濯機でも、まだ中古品として十分に使えるものは買取に出すことを検討してみるとよいでしょう。洗濯機を買取に出す方法には、以下のようなものがあります。
- 中古家電買取専門業者に売る
- リサイクルショップに売る
- 不用品回収業者に買取してもらう
- ネットオークションやフリマアプリに出品する
上記のうち、不用品回収業者に買取してもらう方法では、都合のよい日時と場所で回収してもらえます。また、万が一買取不可になってもそのまま引き取り処分を依頼できて便利です。
4-7.事業用洗濯機は産業廃棄物として処分する
事業用洗濯機は、産業廃棄物として専門業者に処分を依頼する必要があります。不要になった事業用洗濯機は、産業廃棄物収集運搬許可を取得済みの業者に処分を依頼してください。万が一、産業廃棄物収集運搬許可を未取得の業者に依頼すると、依頼者と業者の両方が廃棄物処理法違反と見なされ、罰金刑が科されることがあります。
5.新しい洗濯機を選ぶポイント
新しい洗濯機を選ぶときは、いくつかのポイントをチェックして総合的に判断することがおすすめです。
5-1.設置場所の条件
新しい洗濯機を選ぶときは、設置場所の条件に合うかきちんと確認しましょう。どんなにそのほかの条件がよくても、実際に設置できることをクリアすることが大前提になります。中でも、室内洗濯機置き場を利用する場合は、設置条件がシビアなことが多いので気を付けてください。新しい洗濯機を問題なく設置できるよう、設置場所のサイズを正確に測り、給排水設備の種類や位置を確認しておきましょう。
5-2.洗濯機の種類
新しい洗濯機を選ぶときは、どんな種類にするか考えることが必要です。洗濯機の種類ごとの主な特徴については、以下を参考にしてください。
ドラム型洗濯機
- ドラムを回転させて洗濯ものをたたき付けるようにして洗う
- 縦型洗濯機よりも節水効果が高い
- 乾燥性能が優れている
- 生地の種類によっては傷みやすい
- 価格が高い
- 本体のサイズが大きい
縦型洗濯機
- 大量の水の水流と遠心力で洗う
- ドラム型洗濯機より汚れ落ちがよい
- ドラム型洗濯機ほどの乾燥性能は期待できない
- 価格が安価
- 節水効果が低い
二槽式洗濯機
- 洗濯槽と脱水槽が別れているため別々に使うことができる
- 洗浄能力や脱水能力が高い
- 価格が安価
- 洗濯が終わったら自分で脱水槽に移動させる必要がある
- 動作音が大きい
5-3.容量
洗濯機を快適に使いこなすには、容量も重要なポイントになります。家族の人数やライフスタイルによって、どれぐらいの容量が必要か考えてみましょう。家族の人数に対する容量の目安は、以下を参考にしてください。
- 1人:4~5kg程度
- 2人:5~6kg程度
- 3~4人:6~9kg程度
- 5人以上:9kg以上
上記は、あくまでも目安です。たとえば、子どもが運動部に所属していて洗濯ものが多いといった場合は、+αの容量の洗濯機をおすすめします。
5-4.メーカー
メーカーも、洗濯機を選ぶときのポイントです。洗濯機は、メーカーによってデザイン・機能・操作性が異なります。現在使用している洗濯機と同じメーカー品を選ぶと、操作性が大きく変わらないことが多い、安心感があるなどの点がメリットです。反面、ほかのメーカー品のよさを知る機会を得ることはできません。特にこだわりがない場合は、なるべく幅広いメーカー品を比較して選ぶことがおすすめです。
5-5.性能や機能
洗濯機を選ぶときに重視したいのが、性能や機能です。洗濯機はメーカーや機種によって、性能や機能がまったく違います。外観がよく似ている機種でも、メーカーによって性能や機能が異なるため、自分が欲しい性能や機能を持ち合わせているか、じっくり吟味して選んでください。
5-6.色・デザイン
洗濯機を選ぶときは、色やデザインもしっかりチェックしましょう。洗濯機の色やデザインは、機能や性能に直接影響するわけではありません。しかし、今は、洗濯機を室内洗濯置き場に置くことが主流であるため、インテリアとしてのデザイン性が求められるのも事実です。実際に設置したときに色やデザインがしっくりくるか、よく考えて選びましょう。
5-7.静音性
洗濯機を選ぶ際、見落としがちなのが静音性です。洗濯機は、ある程度大きな動作音が発生するのは仕方がありません。しかし、静音性を重視した洗濯機を選ぶことで、ある程度動作音を抑えることができます。特に、アパートやマンションなどの集合住宅や近隣との距離が近い一戸建てに住んでいる場合は、静音性に優れた洗濯機を選ぶとよいでしょう。また、乳幼児がいる家庭や夜間に洗濯することが多い家庭にもおすすめです。
5-8.価格
洗濯機を選ぶときは、価格も外せない要素です。洗濯機の価格は、エントリー機種で2~3万円程度、ハイエンド機種になると20万円近くになるものまであります。洗濯機にどんなことを望むか、どんな使い方をするかもありますが、まずは、予算内でベストの機種を探してみましょう。
6.洗濯機の買い替えに関するよくある質問
最後に、洗濯機の買い替えに関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.洗濯機を買い替えると光熱費が安くなる?
A.場合によっては、光熱費が安くなることがあります。特に、古い洗濯機を長年使い続けている場合は、省エネ効果の高い機種への買い替えにより、電気代や水道代を節約できるでしょう。
Q.ハイエンド機種のほうが長く使える?
A.断言できません。確かに、ハイエンド機種は、高性能であり最新機能を搭載していることが多いことから、安価なエントリー機種より長く使える傾向があるのは事実です。とはいえ、使用頻度や使用環境によっては、想定より早く寿命を迎えることがあります。
Q.洗濯機を安く買い替えられる時期は?
A.販売店の決算期、6~7月および12月のボーナスシーズン、3~4月の入学・就職シーズンなどです。また、新製品の発売後も、旧機種の洗濯機を安く買い替えられるチャンスになります。
Q.ネットショップで洗濯機を買い替えるメリットやデメリットは?
A.以下のようなメリットやデメリットがあります。
メリット
- 複数のメーカー・機種を比較しやすい
- 実店舗より安価に購入できることがある
- 実店舗に出向く必要がなく24時間いつでも買い替えできる
デメリット
- 不要になった洗濯機を下取りしているところが少ない
- 実物を目にできないため、実際の色や大きさなどが分かりにくい
- ネットショップによっては設置を依頼できないことがある
Q.洗濯機を高く買取してもらうコツは?
A.以下を参考にしてください。
- できる範囲でキレイに掃除しておく
- 購入時の付属品を揃えておく
- 洗濯機の買取を強化している業者に依頼する
- 不要になった時点ですぐに買取してもらう
なお、当関東家電リサイクル問屋でも不要になった洗濯機の買取を強化しています。まずは、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
今回は、洗濯機の買い替えについて詳しく解説しました。洗濯機の寿命は、大体6~8年です。洗濯機の寿命が近づくと、うまく汚れが落ちない、途中で頻繁に止まってしまうなどの不具合が出てきます。洗濯機の寿命が近づいたら、早めの買い替えがおすすめです。なお、買い替えで不要になった洗濯機の処分は、信頼できる不用品回収業者に依頼することをおすすめします。当関東家電リサイクル問屋でも不要になった洗濯機の処分を数多くお受けしていますので、お気軽にお問い合わせください。