会社のパソコン、法人が使用していたパソコンはどうやって捨てるの?
会社のパソコン、自分の家にあるパソコン。
違いが分かりますか?
同じパソコンなのに、捨てる時に方法が違うんです。
なかなか聞きなれない言葉ですが、
事業用で使用されているパソコンは「産業廃棄物」となり、一般ごみでは捨てることが出来なくなります。
よって、あなたが持っているパソコンとは捨て方が変わるんです。
個人事業も、法人も事業用として買ったものであればそれは変わりません。
今日はそんな事業用のパソコン、法人が使用していたパソコンの処分方法をご紹介していきます。
目次
- 法人がPCを捨てる方法とは?
- 法人のパソコンを捨てる方法
- 内部のデータ削除は絶対必要
- 実際に聞かれること
以上の4点をご紹介していきます。
1.法人がPCを捨てる方法とは?
1-1.法人のパソコンとは?
冒頭でも書いた通り、法人、事業で使っていたパソコンは普通のゴミとは処分方法が変わります。
でも、何が違うのでしょうか?
一番の決め手は、「事業用に使ったか」が問題で、事業に使用しているのであれば「産業廃棄物」というゴミの処分方法をしなければいけません。
産業廃棄物って何??
と思った人もいるでしょうけど、筆者たちが普通にゴミの日にゴミを捨てるのは家庭ごみ。
会社から出たごみは産業廃棄物。
産業廃棄物は産業廃棄物の処理業者と契約し処分をしていかないといけません。
会社のあり、法人活動に使用したものは産業廃棄物なりゴミの日に捨てられません。
それが産業廃棄物のルールです。
産業廃棄物を収集運搬するには都道府県からの許可証が必要です。
許可証は講習に2日行き、テストに合格すればまぁ簡単に取得できます。
あとは行政書士任せに書類をを作ってもらえばどうにかなるでしょう。
でも、過去に
- 税金の滞納
- 犯罪歴
などを確認されます。
まぁ、普通に仕事を頑張っている人で払うもの払っていれば大丈夫です。
税金が支払われていない。免除などあると怪しいのですかね。
そんな許可を受けた産業廃棄物収集運搬業者に依頼して処分するようになります。
許可証が無い人へ依頼しないようにしましょう。
1-2.パソコン3R推進委員会とは?
パソコン3R推進委員会とは、簡単に言えばパソコンの販売、処分業者が加盟しているもので、3R(リデュース、リユース、リサイクル)を推進。おすすめしている機関です。
限られた資源である希少金属をふんだんに使われてるパソコンは再商品化、再資源化しやすくリサイクルにはかなり適した商品で、販売元のメーカー、回収、処分している企業が加盟しているようです。
循環型の~。なんて長い説明がありますが、自分で保管していたり、ゴミで捨てたり、変な業者へ依頼しないでリサイクルしましょう!っていうのを勧めているところです。
こちらではパソコンの処分や引取り、買取など行っていないので勘違いしないようにしましょう。
あくまでも、リサイクルすることを広める活動をしているところです。
2.法人のパソコンを捨てる方法
2-1.法人がPCを捨てるのはどんな方法がある?
メーカーへ送る
結構大変ですが、パソコンのメーカーへ送り返すことができます。
パソコン3R推進委員会の会員であるメーカーへ送り返す事が推奨されているようです。
便利で手続き簡単、と書いてありますが、他に依頼した場合もそれほど差はなさそうです。
メーカーに送り返す場合は送料の負担、データの削除を自分でする必要がある。ということです。
特に、データの削除は文字も大きくされずに色だけ変えられていて、
「ユーザーの責任において消去する」
と書かれています。
何台パソコンがあるか分かりませんが、数十台のパソコンのデータを削除するのは一苦労です。
一人でやっていたら1日では終わらないでしょう。
安心・安全だと書かれていますが、パソコン3R委員会に所属しているだけで本当かどうか筆者は疑ってしまうので手間から考えて依頼しないと思います。
パソコン処理業者へ依頼する
意外と身近にいるパソコンの処理業者。
簡単に依頼もできるので案外便利です。筆者は依頼したことありませんが・・。
データの削除はやってくれたり、オプションだったりしますが基本的にやってくれます。
データ削除証明書というものを発行してもらう場合はオプション料金が発生します。
取りに来てくれるところが多いので台数が多いところは助かりますね。
リサイクル業者へ売る
リサイクルショップに売る場合です。
パソコンはリサイクルショップが買取してくれることが多いです。
弊社でもパソコンのリサイクルには力を入れています。古いパソコン、壊れたパソコンでも無料で廃棄受付しています。
新しいものであればリサイクルショップでは買取もしていますが、Windows7よりも古いものは値段がつかないでしょう。
また、Windows7でも、初期の物は値段がつかなくなってきているので不要なパソコンがあれば早めに売ることを勧めます。
また、廃棄されるのと違ってリサイクルされる場合は内部のデータをお店が削除してくれるところもあるので手間無く換金でいて便利です。
パソコンの買取価格はスペック、CPUの処理能力に変わりますし、デスクトップよりもノート型の方が人気だとか需要があるようです。
パソコンの買取、パソコンを無料で廃棄したい場合はリサイクル業者へ問い合わせるのもいいでしょう。
3.内部のデータ削除は絶対必要
3-1.データを削除する必要がある
どこの処分業者へ出すときも、データの削除は必ずついてまわります。
処分業者はあなたのパソコンをゴミとして判断しているので製品のような管理はされていない。と判断するのが望ましいでしょう。
2万円も、1万円も高く売れるものと、ゴミで捨てるだけ。の製品であれば扱い方は自ずと分かると思います。
ましてや、HPに捨て方、削除は持ち主でやるようにと記録されているなら当然です。
自分が捨てたパソコンは即日処分、解体されるとは限りません。内部に残っているデータは所有者の責任のもと廃棄になるので必ず捨てる前にデータの確認はしましょう。
また、パソコンの買取業者も同じです。
買い取られたパソコンも絶対にデータを処分されるとは限りません。
以前パソコンのデータの削除がわからない同業者が、
「売る時にデータの削除をしてくれるなら売るよ」
と言われました。あまりにもど素人ぶりに驚きましたが、このようなタイプの人間が多いのも事実です。
しっかりと処分するには、処分業者にしろ、買取業者にしろしっかりとした経営をしているところに依頼しましょう。
3-2.データ削除の方法
データの削除方法はいくつかあります。
一番簡単なのは「リカバリーディスク」を使用することです。
リカバリーディスクはパソコンを初期状態(最近は購入後自分で作成するものもあるようです)に戻すものです。内部のデータが簡易的ですが消されるのでとても楽チンです。
もしリカバリーディスクがない場合は、HDD領域からのリカバリーがあります。
Windowsであればメーカー問わずほぼ全てのPCが「起動すれば」削除することが可能です。
壊れていると無理ですが・・・。
操作方法がOS、メーカーで違うので各メーカーのHPを見ていただくといいでしょう。
根本的に壊れているパソコンのデータ削除は「物理的破壊」しか残されていないのでPCを分解してHDD、メモリなどを探し出して砕く以外に方法がないでしょう。
また、業者へ依頼する場合は「データ削除証明書」を発行できるような会社に依頼したほうがいいですね。
データを削除した、削除した証明がないと信用できない業者も中にはいますからどのくらいデータの削除に自信があるのかを聞いてみてもいいかもしれません。
弊社ではPCの物理的破壊を行っています。もちろん、OSごと削除できるソフトウェアもあります。データを削除してから捨てて欲しい!データ削除証明書が欲しい!そう思う方はぜひご依頼ください。
弊社でも使用している比較的安くて「家電リユース協会」も推薦の一品!
DVDドライブが動けば基本的に使用できて、簡単操作でパソコン内に残るデータを削除してくれます!最新パソコンでなくても大丈夫!
うるさくなってきた個人情報、マイナンバー対策にもおすすめの1枚です。パソコン初心者におすすめ!筆者がパソコン初心者ですができたので・・・。(笑)
3-3.データ削除証明書について
データ削除証明書は、各企業によって若干書式が異なりますが、内容はほぼ同じです。
あなたの所有していたパソコンをどのように記録媒体を壊し処分したのか?ということが記載されています。
発行には手数料が加算されてしまうことがほとんどで、処分料金にプラス2,000円程度上乗せされることが多いようです。
企業であれば社内の機密データを削除した、復元不可能な状態にした証拠は欲しいので削除証明書を発行してもらったほうがいいかもしれませんね。
筆者がみたパソコン処分をしている企業のサイトは1台につき2,000円なので、台数が多い企業は大変かもしれませんね。
4.実際に聞かれること
パソコンを預かる時に、多くの方は内部のデータのことを心配しています。
自分では捨てられないし、国の推奨する処分業者、もしくはメーカーへ繰り返すのも高額になってしまう。
近所を回る不用品回収業者へ依頼するのはなんだか不安。
多くの方がゴミにお金をかけることを嫌気しています。
市販に売られているデータ削除のCD-ROMも高価なのでとても個人で買うには敷居が高いように感じます。
弊社では、お客様の代わりにパソコンのデータ削除、処分を行っています。リサイクルできるパソコンは無料以上で引き取り、壊れている、大破しているパソコンは状態次第ではありますが0~1,000円のデータ削除料金を頂き処分の代行を行っています。
もちろん、別料金にはなりますがデータ削除証明書の発行も可能です。
物理的破壊にてHDD、基盤、メモリーを破壊し、品目ごとにまとめて数10台分まとめてリサイクルへ出荷しますのであなたのパソコンが元通りに復元される可能性は極めて低いです。
分解もすべて手作業なので安心してお任せ下さい。
終わりに
いかがでしたか?今日はパソコンの処分、法人で使っていたPCの処分の仕方をご紹介しました。
普通には捨てられないパソコンを、少しでも安く処分、まだ壊れていないならリサイクル業者へ引き取ってもらい少しでも高く買ってもらえるといいですよね。
パソコンの買取は多くの業者が力を入れているので、何社か断られても聴き続けてみましょう。
今日は、
- 法人がPCを捨てる方法とは?
- 法人のパソコンを捨てる方法
- 内部のデータ削除は絶対必要
- 実際に聞かれること
の4点をご紹介しました。法人でも、個人でもリサイクル業者は変わらず買取してくれるので、捨てる前にリサイクル業者へ聞いてみるといいですよね。
データ削除には専用ソフトもあるので、まだ動くものであれば自分で削除することも視野に入れてやってみてくださいね。