店舗の業務用品を一番お得に買取・処分する方法は?? リサイクル屋が考えてみた
お店を経営している。テナントを撤退する。倒産して片付けをしている。
どんな内容であれ、困るのは残っている残留物。
しかも、お店にもよりますが様々なジャンルのものがあって、一言に片付けるといってもそれはとても大変です。
では、どうすればいいのか?
過去に小さいながらにショッピングモールが潰れた時、テナントの片付けをさせてもらった経験がある筆者が個人から、そこそこ大きなお店の片付けまでわかりやすくご紹介していきます。
- 店舗用品を処分するには?
- 店舗用品の買取について
- どうやってお店の備品を売ればいいのか?
- 業者を選ぶポイント
以上の4点をご紹介していきます。
1.店舗用品を処分するには?
1-1.店舗用品とは、どのようなものがあるのか?
実際に中古の店舗用品を処分するにはどのようなものがあるのでしょうか?
大雑把に書いていくと、
- 製氷機
- テーブル
- レジスター
- 業務用の冷水機(ホシザキなどが有名。冷たい水が出る機械です)
- 事務所があればパソコン
- モニター
- 複合機
- パーテーション
- 事務用の書庫
- 事務机
- タイムカード
- タイムレコーダー
- スーパーだと買い物かご
- カート
- エアコン
- ラベラー
- 精肉・鮮魚・青果などがあるスーパーマーケットであれば各部署で使う業務用の冷蔵庫・コールドテーブル
- アイス売り場にある冷凍ストッカー
- 冷凍庫
飲食店であれば、ガスを使うもので、
- 製麺機
- ゆで麺機
- フライヤー
- 焼き鳥を焼く台(ガス用)
- 飲食店であれば照明
- 冷蔵ショーケース
店舗であれば、商品を陳列する金属の棚一つ一つが備品になります。
などなど、数えていけばたくさん出てきますね。
実際にはもっとあるのでしょうけど、今書いたようなもので困っていたら、ぜひ読み続けてみてください。
1-2.処分することは効率が悪い?
売れるか売れないかは、店側が決めることなのでなにが売れるのか?幾らになるのか?それははっきりとは言えません。弊社では1万円で買い取れるものも、他社では買取不可、処分費請求、もしくは2万円で買取と、会社によって全く違うため。
さてさて、処分することは効率が悪い。と言いましたが、なにがいけないのでしょうか?
それは、全てゴミ、とすることで処分費がかさみ、さらには売ることで最後に利益を得ることができたはずなのに損して終わり、ということです。
そこで、今回はそれらをいかに効率よく換金していくんのか?中古の厨房機器、中古の事務用品、什器などの買取についてご紹介していきます。
2.店舗用品の買取について
2-1.店舗用品を売ることのメリット
店舗用品を買い取りに出すメリットは、一番は処分費が少なくなることです。お店の中をまとめて全てゴミ屋に依頼することで大量のゴミとして扱われますが、リサイクル屋に半分でも買い取ってもらう、無料で引き取ってもらうことができればそれは大きな黒字になります。ただ捨てるだけよりも、ちょっと依頼するだけで費用はだいぶ変わります。
2-2.どんなときは依頼したほうがいいのか?
では、冒頭でも述べたとおり、どうすれば買い取りに出したほうがお得なのか?なかなかわからないと思いますが、簡単に言えば、
- 開業してから全て新品で買ったもので、中古品は使っていない。
- 開業してから5年程度経過したもの。
この2つがクリアされていれば99%買取される可能性があります。
あとは、壊れていたり、傷だらけなど明らかに汚い場合は除きます。
逆に、
- 10年以上同じものを使用している。
- すべて中古品で揃えて開業した。
- 売りたいものがしょぼくない物。
しょぼいもの。と言えば
- スプーン
- コーヒーカップ
- フライパン
- ノート
- コピー用紙
- 賞味期限が切れている食品
- なにかのパーツ(部品のみで原型不明)
など、実際に問い合わせのあった例です。
これを見て、中古のコーヒーカップ、マイセンなどのブランド品でないものが売れるのか?今では100円でも売っているのに。
そう思うことができるのなら、大丈夫です。多分、感覚的に貴方が持っているものはリサイクルショップへ一度問い合わせたほうがいいと思います。
コーヒーカップが売れない理由がわからない。
そう思ってしまう人はおそらくリサイクルショップを呼んでも無理かもしれません。
切子、バカラなどの食器であればいいですが、それすらもわからないとリサイクルショップはきません。
「テレビで食器を買う業者がいるじゃないか!」
と、言う人もいますが、食器を買う業者を知っているなら、そちらへ問合わせたほうがいいです。もし、高価な食器が入っていたらそれこそ大損します。
古書でもありますが、誰が見ても価値がないものに対して、数千円、もしくは万単位で買い取ることができるのも専門店ならではなので、このあと説明しますが「専門業者」へ依頼することを勧めます。
2-3.商品は適切に
扱う商品の中には、必ずどの業者も「得意」「不得意」が存在します。
- 製氷機
- テーブル
- レジスター
- 業務用の冷水機(ホシザキなどが有名。冷たい水が出る機械です)
- 事務所があればパソコン
- モニター
- 複合機
- パーテーション
- 事務用の書庫
- 事務机
- タイムカード
- タイムレコーダー
- スーパーだと買い物かご
- カート
- エアコン
- ラベラー
- 精肉・鮮魚・青果などがあるスーパーマーケットであれば各部署で使う業務用の冷蔵庫・コールドテーブル
- アイス売り場にある冷凍ストッカー
- 冷凍庫
飲食店であれば、ガスを使うもので、
- 製麺機
- ゆで麺機
- フライヤー
- 焼き鳥を焼く台(ガス用)
- 飲食店であれば照明
- 冷蔵ショーケース
- 店舗であれば、商品を陳列する金属の棚
と数多く書きましたが、
グループ分けすると、
- 厨房用品
- 事務用品
- 店舗什器
に分類されます。
この中でも一番の人気を誇るのが中古でも
厨房機器です。
厨房機器に関して言えば、
「専門店」でも違うお店でも買取金額がそこまで変わらない可能性があります。
厨房機器だと、
- コールドテーブル
- 製氷機
- フライヤー
- ゆで麺機
などが代表に上げています。
ショーケースは什器の類に含まれます。
しかし、事務用品だけは、ほかのリサイクルショップと比べて金額に差が出ることが多いです。
事務机だと、コクヨー、オカムラ、鉄(くろがね)などあります。事務机には年式は書いていません。電化製品のように製造が2014年。などわかりません。
でも、プロは違います。
- ロゴのデザイン
- 色
それで分かってしまいます。
ホシザキのペンギンマークは微妙にデザインが違うので新しい、古いがわかるんですよ。
2-4.買取りできるものとできないもの
店舗用品で買取できるものと、できないものは基本的に簡単で、
- きれい(雑巾で拭いてキレイになるレベル)
- 新しい(新品で買って概ね5年以内)
- 運び出すのが簡単(分解したり、釣り上げたり)
以上の3点がクリアできればある程度大丈夫だと思います。
逆に、
- 汚い(どうしても綺麗にならない)
- 古い(いつのものかわからない)
- 運搬が困難
- 極度に重い
- 壊れている
などがあると買い取られないかもしれません。
2-5.高価買取を狙えるもの
店舗用品で高価買取を狙えるものがいくつかあります。
- 製氷機
- コールドテーブル
- レジスター(今は自動つり銭)
- ゆで麺機
- 冷凍庫
- 冷凍ストッカー
など、飲食店でも個人のお店で置いてあるようなものは人気が高いです。
居酒屋。キャバクラなど簡単に開業できる、素人でも始めやすい、開業に必要なものが人気です。
2-6.セキュリティがあるもの
金庫など、セコムをはじめとして「セキュリティ」がついているものがあります。事前に廃業することを伝えて解除する必要がありあす。
コードが金庫に張り付いていて取れない。
セキュリティが効いていて外せない。
となると、せっかく売れる金庫でも処分することになりかねません。
金庫も大きくない小型なものは売れるので暗証番号。鍵を保管することを勧めます。
3.どうやってお店の備品を売ればいいのか?
3-1.どこに依頼すればいいのか?
依頼するのはネットで簡単に申し込めます。
今はどんな会社でもHPを持っているので気になるお店に電話してみてもいいでしょう!
でも、大手の誰もが知っているトレジャーファクトリーやハードオフではなくそれっぽい「専門店」の方が高く売れます。
もし、気になるようであれば見積もりに読んでもいいですが、あまり期待しないほうがいいでしょう。
3-2.見積もりは無料?有料?
見積もりは基本的には、無料です。
しかし、会社のよっては有料もあります。弊社は、有料です。その代わり、買取金額は結構高いです。
片付けも安い、と思っています。だからこそ、以前もショッピングセンターの片付けで契約が取れたんだと思います。
小さいといっても1000坪以上の屋内。テナントが入っています。
その中で、買い取れるもの、買い取れない処分品を回収したりしました。
見積無料は敷居は低いですが、総合的には損をしている可能性があります。
3-3 .実際に買取を依頼したら
買取を依頼したら、まずは営業終了後いつ作業に入るかの打ち合わせからでしょう。
複合店であれば、テナントの片付け、もし個人店、自営店であれば閉店何日後など、余裕を持って決める必要があります。
他店へ移動する手続きなどを考える人もいますが、この時に時間を取りたいのは、本当にいらない、必要と区別する時間が必要だからです。
買い取られたあとは戻ってこないのでよく考えましょう。
4.業者を選ぶポイント
4-1.信用できる業者とは?
店舗用品の買取で信用できる、もしくは信用できそうな業者を考えてみましょう。
インターネットで、店舗用品買取、什器買取、事務用品買取、厨房機器買取、もしくは製氷機買取、冷蔵ショーケース買取などで検索すると思います。
今、リサイクル業者は数多くいます。
その全てとは言いませんが、数多くの業者は一般人から安く買い取る行為をしています。それは、HPをみても、説明を聞いても素人が理解できるようなものではありません。
特に、家庭用品とは違い、店舗用品は販売先が独自のルート、独特の顧客しかいないので売り先にある程度制限があります。
信用出来るかどうかはわかりませんが、一般的に電話で見積もりができるものでも、「絶対得します」とか、「どこよりも高く買えます」と口頭で言うほど信用できません。ナチュラルな口コミであれば信用できますが、口コミすら今は操作できますし、これも信用できません。
でも、筆者が思うのは、
- 見積もりは数社
- 作業後の追加料金はなし
- 得します、とかいうところはダメ
以上の3つが鉄板です。
スタッフの愛嬌とかは正直微妙です。あまり関係ないかと・・・。
作業する労力を考えれば結構大変なことは理解できると思うのであまりにも条件がいところも注意が必要です。
4-2.料金について
この、料金とは買取、作業費のことです。
買取は数社に見積もりを出せばある程度納得はできますが、処分するときも料金はかかります。
処分するときは作業内容、物量、人員の数、必要日数などが関係してきますのでこのあたりを考慮して条件が良すぎるところは選ばないようにしましょう。
ゴミを捨てるのも有料です。もし、不法投棄されたら・・・。そう思うと怖いですよね。
4-3.すこしでも捨てるコストを減らすには
すこしでも、コストを削減するには各分野のスペシャリストを呼ぶことです。
例えば、
弊社のように電化製品を主で扱うお店。
ようは電気で動いているものですね。
家具、木を主に扱う業種。
木材、家具とかですね。
紙くず専門店。
資源回収とかと一緒です。
など、このように捨てるときにまとめて捨てるのではなく、業者を分けて呼ぶ、捨てることで費用は半分以下に下がります。
4-4.トラブルが起こるとき
コストを下げるばかりでを優先すると、粗悪な業者に捕まったり、作業が雑だったりと思わぬところで落とし穴が待っています。
特にゴミを捨てるときに許可のある業者を選びましょう。産業廃棄物関連の許可証を提示、もしくは車体に記載があります。
また、よくあるトラブルですが、説明した、しないのトラブルで持って行ってく約束のしていない「有価物」。つまり、価値あるものを勝手に盗まれたりも考えられます。リース品、買い上げた品物もそうですが、レンタル品を盗まれると損害額も高額になります。
作業するときは契約書、打ち合わせを行い、業者に丸投げしないのが鉄則です。
終わりに
いかがでしたか?今日は店舗用品の売り方、処分方法をご紹介しました。
中古でも厨房機器や事務用品、重機などは需要があります。
1社に聞いていい答えがもらなくても、もう少し頑張って聞いてみるといいでしょう。
今日は、
- 店舗用品を処分するには
- 店舗用品の買取について
- どうやってお店の備品を売ればいいのか
- 業者を選ぶポイント
以上の4点をご紹介しました。
倒産、廃業、移転、買い替え・・・。
どんな理由にしろ手放すときにすこしでも費用を抑えたいものですね。それが買取りされるなら御の字です。
まだ買ってから新しい什器、厨房機器があればぜひ関東家電リサイクル問屋へ売ってください!
製氷機、ショーケースなど他店より高額の事例も多数あります!
個人の居酒屋さん、スナック、定食屋さんなど、ご依頼多数いただいています!他店へ聞いたあとでもOK!査定させていください!
最後まで読んで下さりありがとうございました!