実録??不用品回収業者に依頼した不用品は回収後どこに行くのか??
『ご不要になりました自転車・コンポ・バッテリー・・・無料で回収いたします』
本当に無料かどうかは別として、よく住宅街の中を巡回している軽トラックがいますね。荷台の上に何もない不用品回収業者もいれば自転車などてんこ盛りのトラックもいます。筆者の知り合いに埼玉県でもトップクラスの不用品回収業者を経営(経営と呼べるか微妙です)していた人がいます。約10年程度前ですが、軽トラック1台が満載になれば5万円は固かった。そんな時代があったと彼は言っていました。
詳しく書いて『脱サラして夢を追いかけ極貧生活』を送る人間が多数いますので夢を見ないようにこの件については詳しくは書きません。
今日は
- 不用品回収のその後どう処理されるのか(適切な例・悪徳業者の例)
- トラブルを防ぐには
- 正しく回収してもらうためには
- 不用品を回収してもらうときの注意点
の4点を不用品回収業者と面識のある筆者が聞いた内容をお届けしていきます。間違っても、『自分も儲かる』と思わない事です。縄張り意識が強く中には【怖い方々】がやっている事業もあるそうです(;´・ω・)
1.不用品が回収されたその後は?
引越しで洗濯機がいらなくなったとします。この洗濯機はどのようにすればいいでしょうか?
答えは、
- リサイクルショップにリサイクルしてもらう。
- 家電リサイクル券を買って収集業者に持って行ってもらう
- 買い替えであれば購入先の業者に捨ててもらう
- 引っ越し業者が捨ててくれるところもある(大体が割高で)
思いつくのは概ねこの4つくらいですかね。
上記の4点は【適切】だと思われる例です。
不用品回収業者に依頼することも悪い事ではありません。ですが何がいけないのか?
- 料金が法外な設定
- 事前契約の段階で論理的、第三者から見て明らかに消費者が不利
- 回収後の処理
この3点は悪徳業者の例です。具体的には
一つは、洗濯機1台で1万円とか(そ、そんなに?)と思ってしまう料金。
以前軽トラックで不用品回収していた某事業者が5万円で軽トラック半分程度のゴミを回収していたのを知っています。びっくりしましたが、この事業者は今もインターネットで大々的に広告を出してます。ちなみに引っ越し業者は1台7千円前後らしいです。
料金の内訳がしっかり分かって納得できればいいのですが、内訳が分からない、教えてくれない、納得できないのであれば依頼しない方が無難でしょう。
二つ目は契約段階で不利なことがないかです。
弊社で依頼する場合にいくつか注意事項がありますのでそれを例に書きますと
・キャンセル料金
どこにでも付きまといますが、自分で依頼して一方的に取り消す場合は必要なのが常識です。相手方に損失を出しているのである程度は仕方ないですが、金額は作業内容により上下するでしょう。もちろん、業者側からの作業キャンセルについてもその点は損害として請求できるでしょう。
・遅延料金
個人の運送業者に見受けられますが【約束した時間に行ったらいなくて作業できないまま待たされる】場合の金額です。
例えば9月5日のお昼に来てもらわないと困る。と依頼主が予定を決める場合は常識的に考えて【お昼には家にいる】と考えられます。ですが実際に当日【今違うところから向かっているから夕方には到着する】という人間が中にはいます。
自分で予約したにも関わらずルールが守れない、約束が守れない。消費者、お客様は何でも許されるのか?と宅配業界など多くの業界での論点ですね。
この2点は普通の方であればそんな気にするようなことではないとおもいます。
勝手なキャンセルではキャンセル料金が必要。
約束した時間に行ったらいない場合は待ってる時間の人件費は請求します。
今はこの最低限の約束でさえ【めんどくさい】という方が急増しています。
最後は回収後の処理についてです。
一番極端に言ってしまえば不法投棄です。野山に捨てるなんてのは今は古いようです。【空き倉庫】【住宅街】など狙われています。正直なところ、不法投棄しても目撃者、捨てたものに個人情報がなければ警察だって犯人は分かりません。
他にもいくつかありますが、真似されないように伏せときます。
2.不用品回収業者とのトラブルを防ぐには
不法投棄などもそうですが、不用品回収を捨てた後にトラブルに合わない為にも事前の契約が大切になってきます。契約とは何か?具体的には
2-1.作業の保証はどうなのか?
住居に作業中キズが出来てしまった場合の保証を含めて誰がどのように負担するかが問題ですので事前に確認しましょう。
2-2.回収後はどうなるのか?
回収された物、仮に洗濯機はどのような扱いになるのか?
もう一度洗濯機としてリサイクルされるのか?それともゴミとして廃棄されるのか?
実際にどうなるのかを確認した方がいいと思います。もしリサイクルされるのであればそれはそれでECOですが、もし廃棄した場合は【リサイクル券】が必要になります。基本的にリサイクル券の控えはお客様に渡すので、リサイクル券の控えをもらえなかった場合は後日郵送になるのか?いつもらえるのか?を確認しましょう。
口約束は危険なんで書類に残しておくといいですね。
2-3.費用も確認しておく
不用品回収でトラブルが多いのは不用品回収業者との金銭トラブルです。今ではだいぶ少なくなりましたがそれでもまだ確実に【無料回収詐欺】は残っています。
作業を始める前にしっかりと確認しましょう。
3.適切な業者を選ぶには?
口約束は絶対だめです。それは覚えておきましょう。ではどのようにすればいいのか?
書面で記録してもらうといいでしょう。正確な作業をしている業者は回収したものの情報を書面にて発行してくれます。また、回収した後はどのようなルートで処理されるのかも教えてくれるでしょう。
リサイクル品として販売はされるけど、古いから出張料金や作業代金が必要です。それでも家電リサイクル料金を払うよりもお得ですよ。と言われるのか、家電リサイクル料金を払った方が得なのかはあなたが選んだ業者次第なので自分で確認をしないと騙されたりもするでしょう。
また、家電リサイクル品だから適切に処分します。言っておきながらも不法投棄する業者もいるでしょう。防ぐ為には依頼する前に【家電リサイクル料金がいくら必要か?】を調べないといけませんね。そして家電リサイクル券の控えを受け取りましょう。
4.不用品回収業者に依頼する時の注意点
2015年10月からマイナンバー法が始まりました。
今現在は
- 税金
- 年金
- 社会保障
の3つに利用されるようですが、実はあなたの【パソコン】がこのマイナンバー法に引っかかるかも知れません。詳しくは書きませんが要点を言うと
- 中に残っているデータの特定機密情報(個人情報)を削除し、記録を残す事
が義務になっているようです。しかも違反した場合は罰則があるとか。
実は内部のデータの削除は【所有者】が行う事がいまのところルールのようです。
もしパソコンを不用品回収業者に依頼した時に【適切】に処分できるでしょうか?
もし、あなたがパソコンのデータを削除できなかった場合、中にはデータが残ったままとなります。その時、不用品回収業者に『削除しときます』と言われて鵜呑みにしてませんか?削除した実績、記録、証明書の発行を求めてみたら即時回答がもらえましたか?HPには削除・廃棄の証明書の発行を行っていると書いてありましたか?
今あなたは困っていて、たまたま見つけた不用品回収業者のHPを読んでいて
- 安い!
- 自分の都合にあいそう
- HPが綺麗でなんだか信用できそう
なんて安易な方向で決めようとしていませんか?
冒頭でも述べた【ボッタくり業者】はHPが綺麗です。とても信用できそうです。それでも、
- 料金面
- サービス面
- 信用性(営業の姿勢・電話対応など)
総合的に見て【誠実】な仕事をしてくれそうですか?【悪徳】な雰囲気出てますか?
しっかりとHPを読み、自分の都合の良いところだけ見て勝手な解釈をしていませんか?【思い込み】で間違えても警察は相手にしてくれないので何かあったら泣き寝入りの可能性もあります。十分注意して選びましょう。
終わりに
いかがでしたか?読んで頂きありがとうございました。最後まで読んだら怖くなってしまいましたかね。でも、それくらい慎重にしないと騙されちゃいますからね。注意してください。今日は
- 不用品回収のその後どう処理されるのか(適切な例・悪徳業者の例)
- トラブルを防ぐには
- 正しく回収してもらうためには
- 不用品を回収してもらうときの注意点
の4つをご紹介していきました。急がないでしっかりと熟読してから問い合わせた方がいいでしょう。電話したら怖い思いをしたって人もいるくらいなので気を付けてください。
口約束ではなく、記録を残してもらう事が大切です( ..)φメモメモ。