フロン回収は大丈夫? 業務用エアコン・厨房機器などの処分方法について解説!


埼玉県で業務用エアコン、業務用製品、中脳機器のフロンガス回収、処分に困っていませんか?2020年4月1日からフロン排出抑制法という法律の下、エアコン、冷凍冷蔵機器の冷媒回収が義務になりました。フロンガスの回収を行わずに機器を処分すると、行政指導などの1クッションがなく、即座に刑事罰(罰金50万円以下)になります。テナントのオーナーさん、不動産業者さんも設置してあるエアコンが業務用エアコンの場合は他人事ではありません。

新しいエアコン、古いエアコンなど関係なく、業務用エアコンの場合、業務用製品、冷凍冷蔵機器はすべてこのフロン排出抑制法に従いフロンの回収後、機器の処分をしなければいけません。弊社は2020年4月1日に施行されたフロン排出抑制法に完全対応!埼玉県から【第一種フロン類充填回収業者】の登録を受けた正規の業者です。無許可の不用品回収業者、買取業者へ依頼し知らないうちに犯罪に巻き込まれないように十分注意してください。

今回はあまり知られていない業務用エアコンや業務用製品、厨房機器の処分方法、廃棄の手順、大体の相場についてご紹介していきます。埼玉県で業務用エアコン、厨房機器を処分したいけど費用を抑えたい!面倒な手間はかけずに正しく処分がしたい!という方向けの内容で書いていきます。不動産業者さんをはじめ施設の管理者、物件管理者さん、ビジネスオーナー、テナントの管理者さんも業務用製品の処分で必ず悩む問題ですので、ぜひ参考にして下さい。

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  1. 業務用エアコン、業務用製品の処分で守らないといけないこと
  2. 業務用製品の処分・撤去の流れ
  3. 業務用エアコンの処分費用
  4. 弊社の業務用エアコン回収について
  5. 過去の回収実績について
  6. 業務用製品の回収でよくある質問

1.業務用エアコン、業務用製品の処分で守らないといけないこと

業務用エアコンには種類があります。床置き型、壁掛け型、埋め込み型の大きく3種類です。多くの方が、壁掛け型は全て家庭用という認識をしていますが、大きな間違いです。家庭用エアコンは壁掛けのみしかなく、処分も家電リサイクル法という別の法律のもと処分していきますが、業務用製品は内蔵されているフロン=温室効果ガスの量が多いので別のフロン排出抑制法で厳しく取り締まられています。

エアコン業者なら誰でも業務用製品を取り外し、処分できるわけではなく、都道府県知事に許可を得た【第一種フロン類充填回収業者】がフロンの回収作業が出来ます。フロンガスの回収が終わると【工程管理表】という書類をもらい、フロンの破壊・処理が終わるとフロン破壊管理表という最後の紙を回収業者が送ってきますので、3年間保存して終了となります。

機器の所有者、つまり業務用エアコンを処分しようとしているお客様も【工程管理表】を保存、保管する義務があります。不用意に安い回収業者へ依頼し、業務用エアコンを正しく処分しなかった場合30万円以下の罰金になりますので注意が必要です。

1-1.業務用エアコンと家庭用エアコン

業務用エアコンには種類があります。床置き型、壁掛け型、埋め込み型の大きく3種類です。多くの方が、壁掛け型は全て家庭用という認識をしていますが、大きな間違いです。家庭用エアコンは壁掛けのみしかなく、処分も家電リサイクル法という別の法律のもと処分していきますが、業務用製品は内蔵されているフロン=温室効果ガスの量が多いので別のフロン排出抑制法で厳しく取り締まられています。

1-2.業務用製品・厨房用品と家庭用の冷凍冷蔵庫

製氷機や業務用冷蔵庫なども業務用製品ですので、業務用冷蔵庫と基本的な流れは同じです。冷蔵庫の場合は家庭用冷蔵庫と業務用冷蔵庫の違いがわかりやすいですね。一般家庭で使われているものは家電リサイクル法で処分している冷蔵庫です。業務用エアコンと同じく、こちらも工程管理表の交付を受けますので3年間の保管義務があります。

1-3.安全に業務用エアコン・業務用製品を撤去するために

正しい知識をもって、自分が行うべき最低限の事を覚えておく必要があります。難しいことは特にないのですが、業務用製品、業務用エアコンを処分する場合は必ず証拠となる工程管理表が交付されます。また、業務用エアコンは古いと買取などはされません。普通のエアコンでも製造5年経過で無料引き取りが多くなります。

通常のエアコンよりも重く、作業が大変なので業務用エアコンの中古品としての価値も5年経過でだいぶ下がります。設置して10年以上経過した古い業務用エアコンや業務用製品を無料引き取り、買取で引き渡してもフロン回収を正しくされず、犯罪に加担してしまうケースもありますので十分注意をして下さい。安く業務用エアコンを回収・処分してもらったとしても後日罰金を支払うのではデメリットしかありません。

2.業務用製品の処分・撤去の流れ

実際に業務用エアコン、業務用機器の処分方法、処分の流れをご説明します。

2-1.業務用エアコンの処分方法について

業務用エアコンは処分が個人ではできません。先ほども記述した通り【第一種フロン類充填回収業者】の資格が必要になるからです。申し込み方法はいくつかありますが、正直ネット検索を利用して安い業者さんを探すのが一番だと思います。機器の所有者(依頼者)はできる事がほぼなにもありません。書類の保管、資格を持っている業者へ依頼する。この2つくらいです。なので、自分で安く処分しよう、と考えるよりは資格を持った安い業者さんへ依頼し、適切に処分してもらう事が一番大切です。

2-2.業務用エアコンを処分するのに必要な手続き

業務用エアコン、業務用製品を処分するのに機器の所有者(依頼者)が行う事はほとんどありません。手続きなどもフロンガス回収業者が99%やってくれます。やるとすれば、工程管理表という書類に住所や名前、会社の情報を書くところがあるのでその記入と、書類を3年間保管することくらいでしょうか。あまり気にしないで大丈夫ですよ。

2-3.フロン回収業者、業務用エアコンの処分業者への依頼で気を付けるには

ネットで検索するとフロンガスの回収、業務用エアコンの処分、回収など様々な業者が検索されます。ここで、一番注意するべき点を教えます。

  • 業務用エアコンを【第一種フロン類充填回収業者】以外へ依頼することは禁止されています。

埼玉県であれば、埼玉県からの許可証を持っています。フロン回収技術者の資格証もありますので必ず確認しましょう。不用品回収業者には資格もないのに【業務用エアコン無料回収】というところも存在します。2022年には実際にお隣の東京都では逮捕者も出ています。

フロン類満タンのエアコン解体か 容疑の業者「客が来なくなると…」(朝日新聞デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASQC944GDQC9UTIL00C.html

埼玉県のすぐ真下です。埼玉県でも利用者がいた可能性はあります。実際に逮捕者が出ているので業者選びは慎重に行ってください。

面倒かもしれませんが会社概要にフロン回収に必要な資格の記載があるかは必ず確認するようにしましょう。

2-4.実際に処分をする場合の流れ

実際に引き取り業者を選んだ場合、どのように回収~撤去されるのでしょうか?簡単に考えてみましょう。何も難しくありません。

  1. 自分で選んだ業者に見積もりを取る。見積もりが有料、無料のところがあります。どちらがいい。とは言えませんが、不用品回収業者の調査でもありましたが、見積もり無料、という業者には悪質な業者もいましたので追加料金や費用面はよく確認しましょう。
  2. 実際に回収の日、フロン回収作業が始まります。室外機にフロン回収機、回収ボンベを接続して終わりです。すべて業者が行ってくれますので問題ありません。電気は解約されていても問題はありません。エアコンの室外機の周り、通り道さえ綺麗であればOKです。
  3. エアコンの大きさにもよりますが、フロン回収は接続が終われば30〜45分程度で終わります。夏場はガス圧の膨張があるので時間がかかることが多いです。冬場の方が回収は楽ですね。
  4. フロン回収が終われば、配管を危機から切り離して終わりです。

フロン回収が終わっても、業務用エアコン、業務用製品を処分しなければいけません。【フロン回収】と【フロン機器の処分】は別ですので、フロン回収と一緒に機器の処分もするなら事前にちゃんと話しておく必要があります。フロン回収が終われば、フロン回収の引き取り証明書を受け取り、自社で契約している廃棄物処理業者がいれば廃棄物処理業者へ機器の処分を依頼することができます。

3.業務用エアコンの処分費用

実際に業務用エアコンを処分する費用を調べてみました。業務用エアコンの処分で必要なのは以下の通りです。

項目 費用
ガス回収機セットアップ費用 25,000円(エアコンの大きさにより高いと5万円程度)
ガス回収料金(1㎏あたり) 1,500円
ガス破壊料金(1㎏あたり) 2,000円
出張費 0円∼(会社により15㎞以内は無料など様々。基本は5,500円程度∼)
エアコン取り外し費用 – 壁掛け 40,000円
エアコン取り外し費用 – 床置き 55,000円
エアコン取り外し費用 – 天井埋め込み 100,000円
破壊証明書発行費用 6,000円
エアコン回収料金(処分費込み) 20,000円

以上がおおまかなかかる費用の目安です。何社か見比べましたので平均値を出して記載していますので、参考にして下さい。

4.弊社の業務用エアコン回収について

4-1.関東家電リサイクル問屋で業務用エアコンを回収した場合の料金

項目 費用
ガス回収機セットアップ費用 24,200円(エアコンの大きさにより高いと5万円程度)
ガス回収料金(1㎏あたり) 1,100円
ガス破壊料金(1㎏あたり) 1,320円〜(ガスの種類により)
出張費 0円〜(見積もりのみの場合は3,300円〜)
エアコン取り外し費用 – 壁掛け 35,000円〜
エアコン取り外し費用 – 床置き 50,000円〜
エアコン取り外し費用 – 天井埋め込み 90,000円〜
破壊証明書発行費用 3,000円
エアコン回収料金(処分費込み) 10,000円

※法人様のご対応もできます!廃業や事務所の移転、老朽化による交換などお気軽にご相談ください。

5.業務用製品の回収でよくある質問

Q.業務用エアコンの処分は誰ができますか?
A.都道府県知事より許可を得た【第一種フロン類充填回収業者】が行えます。

Q.工場で業務用のスポットクーラー使っていましたが粗大ごみで捨てられますか?
A.業務用製品はフロン回収が必須になりますので、ゴミとして処分ができません。

Q.エアコンと冷蔵機器の違いは何ですか?
A.エアコンは人を温めたり涼しくさせる物。冷蔵機器はモノを冷ます、温める物と区別しています。

Q.かなり古いフロン排出抑制法ができる前の機器は対象外ですか?
A.古いものでも業務用製品であればフロン排出抑制法の対象となります。

Q.フロン回収費用はいくらくらいですか?
A.フロン回収費が2~3万円が多く、その他にガス回収料金、書類の発行費用などが加算され多くの場合3~5万円になります。事前に安い金額を提示しているところは追加費用が発生する可能性が高いので注意してください。

まとめ

業務用エアコンの素人はもちろん、不用品回収業者や普通の電気屋では回収ができません。家電量販店でも同じです。家電量販店では、エアコンを取り付けることを中心にやっています。しかも家庭用エアコンです。実際に事務所のエアコンを交換しようと思ったら業務用で取り外しができないから困った。という方がいらっしゃいました。フロンの回収、廃棄は資格を持った業者に依頼し正しく行うようにしましょう。業務用エアコン、業務用製品の処分の仕方、必要な資格、選び方、概算ですが、フロンガスの回収から業務用エアコンの取り外し工事費用、回収費用などをご紹介しました。

 


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